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ダイアローグ

物理学者デイビッド・ボームのダイアローグのコンセプトに会ってから、いろんなオープンな対話についての記述を追っています。

先述した「手ごわい問題は、対話で解決する」のなかで気になったフレーズがあったので、引用してみます。ピーターセンゲが一緒に活動している、オットー・シャーマーの対話に対する切り口です。

１．ダウンローディング（Downloading）
　相手の話を聴いているようで、自分のストーリーをなぞっている
２．ディベーティング（Debating）
　外側から聴いているものの、既存のものを再生している状態
３．リフレクティブ・ダイアローグ（Reflective dialogue）
　自分の声を内省的に聴き、相手にも共感する内側から聴く聴き方
４．ジェネレーティブ・ダイアローグ（Generative dialogue）
　システム全体から聴く

コーアクティブコーチングの傾聴の３つのレベルとも違う区分のようですが、１と２はレベル１の聞き方、３と４はレベル２と３の聴き方であるようです。

一番違うのは、自分の考え方を一旦おいて、ニュートラルに大きなものから聞けるかということでしょうか。

「手ごわい問題は、対話で解決する」

なかなか読んだ本をUPできずにおりますが、いま読みかけのこの本の名フレーズを。

「新しい現実を創造するためには、私たちは内省的に聴く必要があります。他の人々の意見を単に聞くだけでは不十分なのです。私たちは、自分自身の意見がどう影響を与えているのかに耳を傾けなければなりません。また、今起こっている状況の中で他の人々が何をしているかを見るだけでは不十分であり、私たち自身が何をしているのかを見る必要があります。問題のある状況を観察するだけでは十分ではなく、その結果に影響を与えている主体者として、自分自身を認識する必要があるのです。」（P126）

本当にそうですよね。
自分が相手や状況にどんなインパクトを与えているかに気付けるか、もしくは気付く用意があるかは、決定的に相手との関係性を一緒に創っていけるかに作用すると思います。

手ごわい問題は、対話で解決する ヒューマンバリュー 高間邦男 ヒューマンバリュー 2008-10-03 売り上げランキング : 9621 Amazonで詳しく見る by G-Tools

「誘惑される意思」と高速大量回転法

「誘惑される意志」というツンドク（積んだままになって放置されている）本がありました。分厚くて難解そうだなと思うものの、興味のストライクゾーンの本です。

実は、これ、先週仕事でご一緒していたマサさんの読書術（高速大量回転法）を用いて読んでみました。

高速大量回転法についてはこの本に書かれています。（って昨日届いたところ。）

速読勉強術―限られた時間で差をつける! 宇都出 雅巳 すばる舎 2007-01 売り上げランキング : 187 Amazonで詳しく見る by G-Tools

マサさんによると、とにかく一度目次から最後まで読む、というよりかは見る。

それを何回も続けていると頭に入ってくる、ということを教えてもらったので、お風呂で1時間以内に読もうと思い、実践してみました。

成果は

１）全体の構成とキーワードが立体的に頭に入ったこと

２）自分の身近な大事な経験と本のキーワードが結びつき、自分なりに考え方が前に進んだこと

３）最後に訳者による解説があることが発覚し、非常にシンプルに骨子が理解できたこと

です。

高速大量回転法をやったとは言い切れないものの、やってみなかったら、この３つの成果は得られなかったでしょう。

何より普通に読もうとしたら1ヶ月ぐらいかかり、なにも記憶に残らなかったか、最初の30ページぐらいでやめてしまい、３）の解説にたどり着けなかったはずです。

すごい！高速大量回転法！

誘惑される意志 人はなぜ自滅的行動をするのか ジョージ・エインズリー 山形 浩生 NTT出版 2006-08-30 売り上げランキング : 2156 Amazonで詳しく見る by G-Tools

ということで、誘惑される意思本体もなかなか面白い本です。

一番面白いなと思ったのは、コーチングが何をしているのかを自分なりに経済学的アプローチで理解できたことです。詳細についてはまた別途。

今のマイブームは

デスノート。

13巻、大人買い。

おもしろーい。

Death note (1) 大場 つぐみ 小畑 健 集英社 2004-04-02 売り上げランキング : 1611 Amazonで詳しく見る by G-Tools

漫画続きで浦沢直樹

漫画、つづきます。

ああ、アトムが。

PLUTO 4―鉄腕アトム「地上最大のロボット」より (4) 浦沢 直樹 手塚 治虫 小学館 2006-12-26 売り上げランキング : 1 Amazonで詳しく見る by G-Tools

そして２０世紀少年最新刊。

最初のスピード感がなつかしい。もうすぐおわっちゃう。

20世紀少年 22―本格科学冒険漫画 (22) 浦沢 直樹 小学館 2006-11-30 売り上げランキング : 92 Amazonで詳しく見る by G-Tools

久々の岡崎京子

ということで、2冊。

一冊目は「秋の日は釣瓶落とし」。

ブログしようと思って、釣瓶が読めないことが発覚。（恥ずかしい・・・。）

「つるべ」と読みます。これでは、漢検DS大会制覇できない。

「秋の日は釣瓶落とし」とは、秋の夕日は直ぐに暮れてしまうことを釣瓶が落ちるぐらい早いことに喩えたことわざらしい。

漫画は懐かしい岡崎京子作品。

秋の日は釣瓶落とし 岡崎 京子 双葉社 2006-11-16 売り上げランキング : 2349 Amazonで詳しく見る by G-Tools

そしてしばらく前に出ていた一冊。クレアで15年ほど前に連載していたもの。毎回一つのテーマを立てて、４コマ的漫画とくっちゃべりの２本立て。くっちゃべり系はあんまり好みではない。というのも、漫画の世界観の完成度が高すぎるから。

女のケモノ道 岡崎 京子 文藝春秋 2005-04-23 売り上げランキング : 114540 Amazonで詳しく見る by G-Tools

タイムマシン

久々の読書投稿。

12月、なんだかえらい本をえっさえっさと買っては濫読。

ふと我に返り、読んだ本を振り返り、ブログ。

タイムマシン アニリール・セルカン 日経BP社 2006-11-23 売り上げランキング : 27561 Amazonで詳しく見る by G-Tools

まず、第一弾はセルカンの「タイムマシン」。

セルカンは、トルコ人で宇宙飛行士候補で東大助手で外見がチョイ悪。出会いはホワイトシップで。検索したら、アーカイブがあった。右から二番目がセルカン。

そのセルカンが書いた絵本というか小説。自らの幼い頃の経験を綴った本である。

登場人物が多くてちょい読みにくいけれど、小学生や中学生がこれを読んだら、可能性がばーんと広がるような本。

「本が好き！」

光文社さんのPR雑誌の「本が好き！10月号」にインタビューが載っています。

コーチングと脳というテーマです。

レアな雑誌ですが、ばったり会ったら読んでみてください。

「ぼくがぼくであること」

ぼくがぼくであること 山中 恒 岩波書店 2001-06 売り上げランキング : 29,341 Amazonで詳しく見る by G-Tools

テレビでもドラマ化された「あばれはっちゃく」の作者の物語。 仲間に薦められて読んでみました。 過激でどきどきしました。 高度成長期にたくましく生きる6年生の成長の話です。

「ブログ・オン・ビジネス」

ブログ・オン・ビジネス 企業のためのブログ・マーケティング
	シックス・アパート株式会社 日経BP社 2005-12-28 売り上げランキング : Amazonで詳しく見る by G-Tools

著者からいただいたサイン・・・。

と、まあお笑いはこれくらいにして。

ブログをビジネスにどう活かすかがとてもわかりやすくまとまっている本です。2時間もあれば、ブログとは何か、そしてビジネスにどう応用するのかを初心者が理解できるのはもちろん、導入までのプロセスまでをイメージすることができます。また、目的に応じた説明とケーススタディが多いので、ビジネスで使いたいと思っている人には自分の思いを実現している事例に遭遇して参考になること間違いなしです。

ブログに捉われず、これまでのHPを自分のビジネスに合わせてバージョンアップしたい人にもオススメです。

ご参考までにシックスアパート社のBlog on Businessのサイトです。事例はネットで見た方がわかりやすいですよね。