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2002-09-05

コメント

odami

 こんにちは。おだみです。
初書き込み、少々緊張気味?!

 個人的な願望としては、yukiさんには是非ビジネス界のリーダーになって頂きたく。。。
でも、時間と体力が許すならば、両方やってしまうという選択肢はいかがでしょう?(笑)

 いち野次馬の意見はこんな感じです。
まあ何であれ、決めるのはyukiさんですね。。

ではでは。
明日本屋を覗くのを楽しみにしてますね。

mino

構えずコメントします。
やはり初志を貫徹していただきたく、「歌って、踊って、飲みまくる」研究者として、いろんなところで歌って踊ってください。ただ、飲み過ぎはもう少しするとダメージがくると思うので、ほどほどにしとくのが長い間「歌って、踊る」術なんではないでしょうか?

ろーべると=しゅーまい

ろべです。

すいません、長くなってしまいました。
あまりうまく言いたいことがいえなかったのですが、失礼な言い方等あったらごめんなさい。苦情等はさわ○かコ○クまで。(^^)

結論からいきますと、おそらく学者が向いているだろうと考えます。「迷いはない」という表現から、ビジネスが面白いと感じる気持ちのなかに「これを一生の糧にしたい」という気持ちはそれほどないだろうと察するからです。

想像するに、「面白い」と感じる理由としては、??机上ではなく実際に体験することにより感じられるrealityの刺激が結構好き ??思ったより(or思ったとおり?)ある程度うまくいっている現状 ??予定していた実経験の期間が意外とあっという間に過ぎてしまいそう(まだおなかいっぱいでない)などがあると考えます。

また、wyukiさんが個人的に人生において目指す「満足」(「人生の選択」というタイトルは大げさじゃないですね!)が何かを突き詰めていけば、「自分を試してみたい」という表現からも、何らかのはっきりとした評価基準や評価の場(学会、出版、などなど)が在ることも学者が向いていると考える根拠となります。

ただ、それは実際のビジネスで(偉大な)業績をあげることによっても達成できる部分はありますが、世の中のビジネスはご存知のように学者の世界と共通言語で話せる世界は非常に少なく、ごく一部の世界のごく一部の人々に限られます。その人々も、現実の世界に対応するために、机上の世界ではなくても済むことやあっさりと片付けられるはずのことが、済まなかったり片付かなかったりすることに対応しながら進んでいくわけで、学者的な部分と非学者的な部分をバランスよく持っている(or使い分けられる)人々がどうやら「成功」しているようです。国内系企業だと、日本古くから独特の商習慣が強いため、非学者的な部分だけ(理屈抜きに本能的に必要なこと・大事なことをこなしている)で大成功を収めている人も少なくないですが…。

「『現実』と『理屈』」という簡単な区分も可能ですが、言いたかったのはそういうことではなくて、どちらの世界も大きく重なってはいるものの、それぞれの世界にいる人々にとってはベン図の重ならない部分が実は大きな影響をもつ・比重を占める、ということです。したがって、積極的に重ならない部分を求めることもできれば、逆にある世界の重ならない部分を避けて反対の世界を選ぶこともできます。

「ビジネスが面白くてもうちょっとやってみたい」という気持ちは非常に大事なことだと思うので、実際もうちょっとやってみるのがいいと思いますが、そこで(個人的な意見ではありますが)現在のビジネス経験を学者になるためのステップというよりも、自分は一生ビジネスの世界で生きていく人間なんだ、という気持ちになって過ごしてみてはいかがでしょうか。きっと本当に学者としての道を歩み始めたときに、自身にとっても、またtacticalには他の学者たちとpoint of differenceとしても、より大きな意味を持ってくるのではないかと考えます。

でも、人間は日々変化するものなので、どんどん変化していって構わないと思います。wyukiさんがある日突然医者になっても、ピアニストになっても、驚かない…、いや驚きますな。

アライ

 渡辺さんは、何の学者になりたいんでしょうか。どんな研究をしたいのですか。私の周りにはすごい人がたくさんいます。実社会で第一人者と呼ばれている人たちです。
 渡辺さんのやりたい研究は、学者という枠の中でしかできないことなのでしょうか。内容によっては、ビジネスと平行してやる選択肢もあるのでは。

nob seki

結論から言えば「学者を目指して頑張れ!」ですネ。現時点で「迷いがない」ことに突き進める環境なんて、一握りの人しか持ってないですから、もうこれはそれはやるしかない!

個人的には、まわりから見た適正なんて、共産主義社会で有名になるためか、とにかくおカネを儲けたいと思っている人じゃなければ、気にしなくていいんじゃない?と思う。 そりゃまわり(多数)が適正と思う仕事につけば、成功するチャンスは大きくなるでしょう。でも、それってまわりの人(=世間)がいう「成功」であって、本人の「幸せ」とは違う(人に成功した人と思われるのが幸せの人はイコールだけど)。

学者を目指して突き進んでみて、それで「あ、私の目指していたのは学者なんかじゃなかった」と思ったら、それは、みんなに言われて学者になるのをやめるより回り道かもしれないけど、その過程で多くの重要な経験を手に入れているはず。

ま、これは極論。「迷いはない」というのは、きっと「迷いがなかった」という過去形なのでは? 迷いがなかったら、こんなところにこんな仰々しいタイトルで、人に意見なんて求めないだろうし。もっとも思いをより強固にさせるため(=自分を追い詰めるため)なのかもしれないけど(僕はよくこれをやる)。

続く

nob seki

もし悩み始めているとしたら? それは、今まで学者とビジネスというものを対立したものと思っていて、学者側の知識はあったものの、ビジネスに対する理解が少なかったケースが考えられますネ。「自分が信じていたもの(=学者)に迷いはないが、未知の楽しいものが出現して、信じていたもののalternativeとして出てきた」という感じでしょうか。

この場合は、キレは悪いですが、両面作戦で行くしかないでしょう(もしかしたら、このテーマを取り上げた時点で、両面作戦が始まっているのかもしれませんが)。その場合は、両方取れる状態にまで自分を持っていって(つまりビジネスを続けつつ、学者になるための次のステップも進める)、決断の必要性を自分に突きつけるわけです。そこまで行かないと、決断はできないでしょうね。

とここまで書いて急に、wyukiさんは「どちらが向いているか」を聞いていて、「どうしたらいいのか」は聞いていないことに気づきました(遅い)。自分が成人してから少なくても2度、この選択をした(せざるを得なかった)ため、選択基準ばかり目が行っていました。

向き不向きで言えば、wyukiさんは両方とも向いていると思います。ただ(特に日本ではですが)、学者になってアカデミックとビジネスの架け橋的なことをやりたいのであれば、自分がその部分に多大な献身を捧げる覚悟があるかどうか、考えてみたらいいと思います。

僕自身の話で恐縮ですが、昔は(学者とビジネスではないですが)架け橋的なことをしたい、と思っていましたが、最近は「そんな大それたことより、まず自分のことをやらないと。架け橋にかける情熱を自分のことに費やせば、結果として架け橋になれるのでは」と考え直しています。それは、言い換えれば、架け橋に献身的になることは今はできないということ。理想と現実とのギャップ、自分の狭量さに、この年になって気づいたということでしょうか。

nob seki

あ、もし自分のタイプを判別してみたいなら、SRI VALS Survey (http://www.sric-bi.com/vals/surveynew.shtml) というテストがあります。エゴグラム (http://www.taisei-e.co.jp/seikaku/) とかと似ていますが、向こうでマーケティングのインタビューをする前にその人のタイプをチェックするのに使われていました。

(HTMLタグは受け付けない設定?なのでリンクではなくURLを書いてみました)

tai

このblogを見て、ふと思ったのですが、「学者」って意外と定義のあいまいな言葉ですね。どこかのWebには、アメリカでは学者は博士のこと、との記述がありましたが、やっぱり博士号を取った人のことを言うのでしょうか?私はもうちょっと違うイメージを持っていました。(うまく説明できないけど)

yukiさんは、博士号を取る、という意味で使っているのでしょうか?

yuki

様々なコメント、本当にありがとうございます。

学者という言葉についてどんな学者?というご質問がありました。専門としては経営学の組織論ということになりますが、私が「学者になる」という言葉の裏に持っている野望(!)は「教える&研究」で第一線の人間になりたいということです。Taiさんがおっしゃられている博士号はそのための手段だと思っています。

Hidehiro MATSUMOTO

■長期的には...学者。でも今はビジネス■
学生の頃に興味を持った学者は、大学を飛び出した知識と経験をもってること。そんな学者になるには、知識と経験を今こそ吸収しては?
小職の友人の大学教授も「教えること」と「研究すること」とは違う次元であり、大学は双方を求めてくるといっています。両方できるためには最先端の現場のにおいがなければ ;)

Hayaken

お元気ですか?夏休みももう終わり、オフィスを颯爽と歩いてる日々が始まってるのでしょうか。コーチングをした際に設定した課題は進みましたか。それとも素晴らしいコミュニケーションがありましたか。。。うーん、渡邊さんの顔を思い浮かべるとどうもあの時の続きというか、質問を沢山したくなってしまうでやんす。お許しを。今日仕事の帰りに家路につく途中で渡邊さんとのコーチングのことを思い出していたら、なんとなくぼんやりと学者っていうイメージが浮かんできてました。コーチングをしたあの時は、入った環境に自由自在に泳いでるように見える今のビジネスの方がいいんじゃないかなと思いましたが、時間をおいて考えてみると、渡邊さんには学者として新しい分野を開いていって欲しい気もします。でもご自分の中から明確になっていく将来像を大切にして下さいね。それではまた近日中に宜しくです。

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