高校時代から哲学に関する本を読み始めた私は、いろいろ読んでわかったつもりになったり、わからなかったりしながらも、とにかく分かったことは哲学ということに興味があるということでした。
スタンスとしては永井均が一番近いでしょうか。
日常の中で考え抜く姿勢を追求するということですね。
さて、そこでタイトルにもあるように最近bloggerになって気づいたことはblogは哲学するのにとってもいいツールなんです。
歩きながら考えて、普段なら「いいこと考えてるなぁ」(笑)と思ってもオフィスについたら頭から揮発してる状態、それを延々繰り返していることがいやだなぁと思っている。もちろん嫌だからと言って、不意に立ち止まりおもむろにメモを取ることはしません。
ただ、blogを始めてからはそれが変わりました。
??モバイラーになりたいと思い、真剣にそれを考えている自分に気づきました。(つまりいつでもどこでも書き留められる)
??些細なことでも自分にとってのイシューを掘り下げていくようになりました。
??自分らしいアイデアや考え方を探求することにこだわりだしました。
それ以外にも、多分現在このHPを知っている人は50名程度なのですが、その人たちのニーズも考えるようになりました。
blogの効果について友人もいろいろとコメントをくれるのですが、どうやら新たな効果をもった便利なツールになりそうです。随時blog効果についても検証してみたいと思います。
数年前にジル・ドゥルーズが亡くなったとき、いろいろなMLにポストがあって、リゾームなどのドゥルーズ哲学の発想に影響を受けた人や哲学に関することを気に掛けている人がけっこう存在するのに気がつきました。
インターネットの普及以前は、哲学するのは本を読むか自分の頭の中で論理の思考実験をすることがほとんどでしたけど、それに距離や場所に関係なく他の近い指向の人と議論できることが加わったと思います。
それがblogになると、各種のコミュニケーションツールが複合してるので、おもしろく展開しやすいのではないでしょうか。(とオチのない終わり方)
投稿情報: gt | 2002-09-08 16:41
そうなんです。私のblogはまだまだこれからなのですが、同じ興味を持ち、共有したい人がまたblogを立ち上げて、相互にリンクされてくるようになると、芋づる式に(笑)自分の興味の範囲が深堀されるので絶対面白くなるはずです。Joiのblogが今、そんな感じで有機的に発展していますね。
投稿情報: yuki | 2002-09-09 10:23