最近、コーチングにはまっています。
コーチングとはコーチとクライアントとの間で「意図的な協働関係」を結び、クライアントのゴール達成のために進んでいくという枠組みを体系的にまとめたものです。
多分普通に生きてるとスポーツのコーチが一般的ですが、最近は人生やビジネスなど、ある人のゴールに向かって進むサポート役として世の中では結構浸透しているようです。
コーチングの体系のなかでも私が一番気に入っているのは「誰一人間違っている人はいない」という考え方です。blogのなかでコーチングに関する私の気づきを少しずつ書いていこうと思っています。
moreに私がまとめたコーチングについての概略を載せておきます。
コーチングとはコーチがクライアントの力を最大限に引き出すことを目的とした会話のやりとりです。クライアントにはクライアントの独自の価値観とやりたいことがあり、コーチはそれをうまく質問し、話を聞くことによって整理したり、次のアクションに移る手助けを行います。従って、クライアントの悩みに関する先生(専門家)でもなければ直接の解決者ではありません。
ただ前提として言える事は、クライアントにとっての幸せ(行動と決定)は絶対的なもので、第3者がどうのこうのいうものではない(「誰一人として間違っている人はいない」)ということです。コーチはそれを前提として、実はクライアントが混沌としながらも気づいていること、気づかないまでも話や感情として発していることを受け止めて、それを口に出し、クライアントにフィードバックしていきます。
今回のコーチングのセッションは1時間弱を想定しています。コーチングはクライアントの一部分の問題点や悩みを切り出して話をするのではなく、その裏に広がるクライアントの人生のなかで、前向きに行動を取れるような形でアドバイスを行います。従って、立ち入ったことも聞くかもしれませんが、大事なことはその話の中身より、クライアントがそれを話すことによって、自分の心の声を認識することにあります。
コーチはクライアントに対して守秘義務を守ります。もちろん、クライアントが話したくない内容は、話さなくても結構です。(不快な質問と感じたり、話したくないことである場合はそうであることをそのままコーチに伝えてください。)じっくりとクライアントは自身の感情と事実に向かい合いながら、コーチと話し、時には機が熟すまで沈黙のなかで考えることで、自分にとって一番いい選択肢を選んでいくわけです。コーチはその選択肢がきちんと実行に移され、それがクライアントの目的(幸せ)につながるように、具体的なアクションプランとその実行について見守っていきます。
知人でコーチングしてる人がいます。コーチングの先生にしばらくついてから、自分でもクライアントを受けるようになったとか。コーチング、精神分析ほどややこしい縺れをほどのではないし、カウンセリングほどいろいろ突っ込まないけれど、効果的にガイドするという感じみたいですね。
投稿情報: gt | 2002-09-03 11:21
そうなんです。
よいコーチはよいクライアントでもあるんです。コーチとクライアントには明確な共通のゴールがあって、ゴールの合意とそれを達成するためのプロセス(アプローチ)の確認をしていきます。なので、2人の間には目的達成オリエンテッドな「意図的な協働関係」が必要になるわけです。
投稿情報: yuki | 2002-09-03 12:58
アメリカ&イギリスにいるときには、しきりに「メンター制度」が薦められていました(そして使われていました)。僕はメンタリングとコーチングの本当のところの差がわからないのですが、メンターはコーチより個人とのつながりが強い、私的なもの、と捉えればいいんですかね? (「意図的な協働関係」というフレーズがありますし)
個人的には、あまりメンターについた経験がありません。アメリカ留学時に1学年上の人がメンターとしてアサインされていたんですが、一度食事に行っただけで、その後あまり付き合いはありませんでした。他の人の様子を見ると、ほとんどが就職活動における情報収集のための相談から始まっていたようです、私は企業派遣だったので最初のきっかけがなかったからかもしれませんが。ロンドンに行ったときも、メンターよりは、むしろ同級生との会話の中に、メンタリングで達成するようなものが多かったような気がします。
欧米の経営者は「メンターを持て」と言っています。しかし僕の場合、気づいたら同級生のメンターになっていました。その人からは帰国後も新しいシゴトについての相談を受けたりしてます。どうやったら、いいメンターを見つけられるのでしょうかね? (と、勝手に内容をコーチングからメンタリングに変えてしまいました)。
投稿情報: nob seki | 2002-09-04 12:30
英語の辞書でメンターとコーチを引いてみました。どうやら語源からも違いがありそうです。
Mentor
【名】 《ギリシャ神話》メントール
◆トロイ戦争に出陣するオデッセウスが息子を託した“良き指導者”
◆【参照】mentor
mentor
【名】 良き^師[指導者・先輩]、助言者、庇護者、相談相手
◆【語源】ギリシャ神話のMentor(トロイ戦争に出陣するオデッセウスが息子を託した“良き指導者”)から
coach
【発音】ko'ut∫、【@】コーチ、コウチ、【変化】《動》coaches | coaching | coached、【レベル】0、【大学入試】
【名】 客車{きゃくしゃ}、座席車{ざせき しゃ}、エコノミー席、大型四輪馬車、長距離{ちょうきょり}バス
【他動-1】 稽古をつける、指導{しどう}する、家庭教師{かてい きょうし}をする
【他動-2】 望む場所{ばしょ}まで送り届ける
投稿情報: yuki | 2002-09-04 17:28
自己レスですが、どうやらメンターはヒト、コーチはファンクションのようですね。
また、「望む場所{ばしょ}まで送り届ける 」という意味にもあるようにコーチングは目的まで導くということが一義的です。
私も関さん同様、実はうやむやになっていたこの2つですが、なんだかちょっとすっきりしました。
投稿情報: yuki | 2002-09-04 17:31
同僚からメールがきました。みなさま、ご存知?
> <<Coaching 2002 ご案内>>
> ■日時:9月28日(土)??29日(日)
> ■場所:東京国際フォーラム レセプションホール他
> ■申込み方法:日本コーチ協会ホームページ又はTEL・FAXより参
> 加申込みを受けつけております。申込み詳細はこちらをご覧ください。
> http://www.coach.or.jp/meet/index.html
> ■大会詳細はこちらをご覧ください。
> http://www.coach.or.jp/meet/details.html
投稿情報: nob seki | 2002-09-12 17:26