リーダーは95歳―日野原重明と聖路加国際病院の人々 | |
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を、読み終えました。
変化している世の中、医療制度の中での聖路加病院の取り組みのお話です。いま、お仕事をご一緒させてもらっている大久保さん(山口大学の先生です)の著書で、本当に多くの人に読んでもらいたい本です。
各科、そこにいる各人(お医者さん、事務方の人、看護士さん、患者さん)のエピソードを中心に書かれたこの本は、組織変革やリーダーシップ、医療のあり方など、いろんなコンテクストで人に訴えかけてくるものがあり、自然と涙があふれてくる力強い本です。
特にお医者さんや医療についてうずきを感じている人に読んで欲しいです。
決してリーダーシップの本ではないんです。個人が組織の方向を作り出しているのと同じぐらいに組織が個人の成長や充実感に影響を与え、前に進む力を作り出しているのか、そういうことを実感することができます。
オススメです。
ちなみに、大久保さん。
山口ではお世話になりました!(笑)
どういたしまして。宣伝ありがとう!
投稿情報: 大久保隆弘 | 2007-02-12 09:39
帯に出ていた、日野原さんの一言もかなりぐっときました。
「遠くを見る人と見られない人とがいて、はじめのうちは誰も見えないよ。
僕はこういう見通しをする、それを見せる。
高いところに持っていくのは至難の業だ。
先のことよりも今のことをみんな考えているからね。
もっとみんなが先のことを考えればいいんだけれども、
今のことだけで終わっているからね。」
投稿情報: wyuki | 2007-02-12 21:16