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2002-09-03

コメント

gt

んー、インタビューをいっぱい取った経験からいくと、質問には短かめで自分の意見を混ぜないとか、yes/noで答られないタイプの質問をするようにするとか、相手の話してるコンテキストが見えてきたら相づちに関連する自分の意見を含めるとか、でしょうか...。

nob seki

傾聴と聞いて「Listen, listen, listen」というフレーズを思い出しました。留学中にビジネス・コミュニケーションの教授が言っていたフレーズです。アメリカ(イギリスもだったな)では、「??に重要な3原則は何か?」みたいな質問が多く、その答えとして非常に重要なものを3回続けることが多いのです。「ベンチャー企業が創業時に最も重視しなければいけないことは?」「sales, sales, sales」てな具合です。今回の「listen, listen, listen」は、「Managerはとにかく人の話を聞け!」。そういう意味です。まさに傾聴ですね。

でも、個人的には「傾聴」という言葉には抵抗があります。有貴さんは「好奇心」と説明されていますが、僕個人の思いとしては「いつでも質問する気構えで話を聞く」という感じですかね。悪く言えば「人を疑ってかかれ」になっちゃうのかな。もちろん、悪意はなしですが。

で、実践ですが、人の話を聞いて質問をするってのは、簡単そうに見えて結構難しい。例えばニュース解説のテレビを見ていて、5分でいくつ質問が思いつくか。「傾聴」してしまうと、きっとすべての内容に相槌を打ってしまい、きっと質問なんか出てこないと思います。たとえその内容に好奇心を持っていても。もしかしたら、好奇心を持っている方が、かえって素直にすべてを吸収してしまうかもしれません。

留学中に、いろんなバックグラウンドの人とディスカッションをして、本当に「なんでこいつはこんなくだらないことでつっかかってくるんだ」なんて思うことは、何度となくありました。日本にいたら、もしかして「コイツむかつく」となって、意見を憎まず人を憎んだかもしれない、なんてこともありました(そしてそういう人も結構いました)。

でも、つっかかってくるってことは、自分の意見を聞いてくれた上で、それに反論しているってことでもあるんです。適当に聞き流されてしまわなかったというのは、利害関係があまりない学生時代だからということを差し引いても、自分の意見が相手に聞いてもらえた上でディスカッションをしているという証明でもあるのではないでしょうか(もちろんそうでないケースも少なくないでしょうが)。

話のとりとめがなくなってきましたが、結局は「濃厚な会話は、自分の痛いことこそ指摘してくれる人を選び、自分の痛いことを指摘してもらえるような場所を作らなければ、作り上げることができない」、というのが個人的な意見です。

結論が最後に来る、あまりほめられない文章になってしまいましたが、これをきっかけに議論が盛り上がってもらえれば幸いです(ムリかな?)

Hidehiro MATSUMOTO

自分が楽しめることが一番濃い時間であると日頃感じています。自分が楽しめる前提は、他人も楽しんでいること。この人と一緒にいることが、とっても楽しいし、意義あることと感じることではないでしょうか?理論的には、gtさんのいわれるのが正しいけど、「ハートからいいね」と感じることが一番のような気がします。;P

yuki

関さんのコメント、私もいつも考えこんでしまうポイントなので凄く共感してしまいました。相手に対する好奇心といわゆるクリティカルシンキングの相克(大げさ?)を人と話している時に感じることがあります。

松本さんの「ハートからいいね」も直感的に大好きなので、私の頭の中では、

「いいねー、いいじゃん、おっけー!」
「それ、ほんと?ほんき?うっそー」
が入り混じっていることが少なくないです。(笑)

「傾聴」という言葉は固い感じですが、英語で言うと「アクティブリスニング」というところでしょうか。
もっと親近感のわく言葉ないかしら…。

またコーチングの話になるのですが、傾聴している状態のことをレベル2と表現することがあります。レベル1は相手がいても頭の中が自分のアジェンダでいっぱいの時。レベル2は泣いている赤ちゃんをあやすお母さんのように、目の前の人のことを考えて自分を忘れ、相手のことを考えている時。実はレベル3というのがあるのですが、それは自分と相手、そして周りの雰囲気を感じ取れている時です。

コーチングをする時には自分がどのレベルにあるのかを自覚することが重要なのですが、これが密度の濃い時間とどう関係してくるかは、宿題に。。。

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