この土日に安曇野に行って来ました。
今年に入って4回目の安曇野。シャロムヒュッテで今年最後のBegood Cafeのワークショップです。
最終回は「医」がテーマで「自分の心と体をケアしよう 自己治癒力に目覚める~医療を自給して、自立した暮らし」というサブタイトルがついています。普段接することのないお話が沢山聞けて、楽しかったです。
フェローとして4回参加してきて、最後に修了証をいただきました!
そのなかで「私が見た中国~五感と自然生薬を活かして癒す術~」という中医学についての講座があり、そのレポートを書いたので掲載します!
「私が見た中国~五感と自然生薬を活かして癒す術~」小祝慶子さん
日本で初めてパーマカルチャーを紹介したパイオニア的存在の本、
中医学というと我々には漢方ぐらいしかなじみがありませんが、大学の科目は様々だそうです。薬膳、気功、漢方、推掌(スイナ)、鍼灸などのほか、西洋医学と共通する分析的な部分も勉強するそうです。一番驚いたのは中国のお医者さんの診察です。私が行っているコーチングにつながるものを感じました。単に3分で診て終わるというものではなく、五感を使って診察します。その人がなぜその痛みを感じているのか、兄弟は何人か、仕事のストレスの下にあるものは・・・などなどいろいろ聞くそうです。それ以外にも舌を診たり(舌診断)、脈をとったり(脈診)、口臭から感じとれることなど、何を体は伝えたいのかを五感を使ってききとります。そして、そのききとったものを立体的にイメージした上で、治療のアプローチを決定するそうです。
日本における中医学の現状をお聞きしたところ、現在の法律や医師会等の取り決めによって、中医師の資格をとったとしても日本で施術ができないそうです。これは本当に残念なことです。小祝さんは3児の母ということもあり、家庭でお母さんができる治療についても興味があるとのこと。治療といっても医療行為ではないのですが、例えば薬を使う代わりに痛みを和らげるツボを押してあげたり、マッサージをするといったことです。子供の心や感情が自然と流れる、お母さんと子供のとっても近いコミュニケーションですね。
私も中医学、とても興味を持ちました。
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