おとといになりますが、慶応工学会主催による三田、日吉、矢上をつなげた遠隔授業の実験に参加してきました。ケースメソッドを遠隔授業でやってみるということで、計15名程度が3箇所に分かれて、一つのケーススタディを行いました。
ギガハウスタウンプロジェクトの実験です。
ケースはADSL事業者「ACCA」。MOT(Management of Technology)のケースです。
ADSL業界の競争環境と財務的な観点からどうしたらよいか?というものをディスカッションしていきます。
ケースの内容よりも今回の実験はテクノロジーの実証実験。1Gのプラスティックの光ファイバーを用いて、何ができるか?ということの実験です。
理工学部の小池先生を中心に、技術とその活用、ビジネス展開について熱く語られるメンバーが多く、本当に楽しませてもらいながら、実験に参加できました。久々に同級生の顔をみることもでき、嬉しかったなぁ。
こういうコア技術の用途開発をワクワクして進めているひと、本当に素敵です。
私もそういうワクワクしている人をもっとワクワクできるような触媒になりたいと思いました。
MOTについては懐疑論もあるようですが、私は少なくとも日本で必要な教育課程であると思います。アプローチがNVDとは多少異なりますが、技術者はこんご経営者としての資質も問われる時代でしょうね。貴重な体験、wyukiさんのワクワクが伝わってきます。
投稿情報: Hidehiro MATSUMOTO | 2003-11-13 15:09
私はMOTの厳密な定義は知りませんが、技術屋さんに経営を学んでもらう以外にも、経営者に技術を知ってもらうことがMOTだと思っています。
要は、縦割りな専門的な深堀りだけではなく、バランス思考、もっというと目的やゴールがきちんと把握できる経営や技術というのが等身大に素敵なことだと思っています。
自分のやっていることのインパクトを知る、ということかもしれません。
これは、技術屋さんや経営者にとどまらず、どんな職種、どんな職業でも共通だと思います。
自分のすることのインパクトを知ること、もしくは知ろうとすることは大事だと思うんです。
ということで、提案。
周りの人でインパクトのあることをした、もしくはしているなぁと思ったら、それをその人に伝えてみてはいかがでしょうか?
こういう率直なフィードバックはその人にとっても、そしてそのフィードバックを自らした人にとっても意味があるんじゃないかと思います。
投稿情報: yuki | 2003-11-15 00:20