NLP(神経言語プログラミング)の本です。英語では読んでいないのですが、「王子さまになったカエル」をgtさんにお借りして読んでみました。この本はもう既に廃刊になったと聞いていたのですが、今、アマゾンで検索をしたら、画像をUpした「あなたを変える神経言語プログラミング」として改題されて出版されていました。ということで入手可能です。
さて、中身はNLPの提唱者の2人の講演をそのままの形式でまとめたものです。以前NLPについてエントリーを書きましたが、私自体はNLPの歴史や方法論をぜんぜん知らないものの、なんだか書いてあることは有効な気がしました。
例えば、人は考えるときに、「視覚」「聴覚」「触覚」のいずれかを利用して考えているとあります。もちろんひとつだけということではないのですが、人によって何かを思い出したり考えたりするときにこれらの感覚を使っているそうです。私の場合、何か考えているときは「聴覚」を使うことが多そうです。イメージとして考えるよりも、自分の考えを頭の中で声を出して考えています。また、目の動きで過去のことを思い出しているのか、未来のことを創造しているのかといったことがわかるとも言われています。
私はぜんぜんそういう訓練はしていないので実体験としてはわからないのですが、こういうことが訓練して理解できるようになると、例えばカウンセラーなんかはクライアントの話の傾向が理解でき、そのクライアントの世界にすっと入り込むことが簡単にできるということです。NLPは1975年に始まったということですが、元はというと、当時のアメリカで天才カウンセラーといわれていた3人のカウンセリングのパターンを解析してリバースエンジニアリングし、普通の人にもできるようなスキルレベルに落としたものなのです。
どうしても胡散臭さがつきまとうのですが、クライアントとカウンセラーとの信頼の橋渡しをするのにとても有効なスキルだということです。実際、普段のコミュニケーションにも援用できるのですが、私はまだまだそういうところまではできません。こういうのはやはり本を読むのではなくてワークショップに出るほうが効果が大きそうですね。
明日はNLPのコースを最後まで修了したOkamotoさんと飲むのでその辺、よく聞いてみたいと思います。
人は考えるときに、「視覚」「聴覚」「触覚」のいずれかを利用して考えているとあります
とのことでしたが、私は完全に「視覚」を利用してますね。うーん、もう少し自分を客観的に見てみたいものです。
投稿情報: ami | 2003-02-26 18:11